かくありたい・・・
昨日は近所のおばあちゃんの葬儀でした。
93?4?歳を超えた最近まで自分の事は自分でできるおばあちゃんだったのですが
亡くなる数日前から寝ている時間が多くなり
食事の回数も3回から2回に・・1回にと減っていったそうで
家族の方は このまま寝たきりに?と覚悟したそうですが
どこも痛いとも切ないともいわずにそのまま静かになくなったそうです。
まさしくあっぱれな老衰の大往生です。
昨日お経を聞きながら
心のなかで
おばあちゃんいがったね~
葬式なのに何故が「おめでとう」と呟いた葬儀でした。
かくありたい最期です。
このおばあちゃんは私の両親の仲人さんだった方なので
私を孫のように可愛がってくれたおばあちゃんでした。
最後までほとんど介護も不要なしっかりとしたおばあちゃんだったのですが
さすがに90歳を超えたあたりから
私に会えば必ず亡くなった母の事を 「○○は元気か?」と聞いて来るようになりました
最初は「亡くなった」と言っていたのですが
そこで悲しませても次に会った時は同じ事を聞いて来るので
ここ数年はずっと「おばあちゃんほどではないけど元気だよ~」と答えるようにしていました
すると必ず笑顔で「それだばいがった~~」って言ってくれていました。
今年のお盆はひめこも一緒だったので
あら~~めんこいの~~
握手!握手!と手を取りひめこの手にチュッって
いつもは激しい人見知りなひめこ、目をあわせただけで泣きだす事もあるのに
あの時全く嫌がらずされるがままで私達がびっくりしたのですが
おばあちゃんのピュアな心が見えたのでしょうか?
私が小さい時はどちらかと言うと「怖い」イメージだったのですが
今思うと
しっかりと、筋の通った、潔よい性格のおばあちゃんだったような気がします
そして晩年は私の母が亡くなったというような悲しい記憶は消し
楽しい記憶だけ残したように笑って生きたおばあちゃんでした
生き方もかくありたいな~
合掌・・・(-人-)
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